@viva100s

趣味ベースのログ。映画とか読書とか音楽とか。

佐川氏の証人喚問を見た雑感

仕事をしながらAbemaTVで佐川氏の証人喚問を少しだけ見ました。

テレビやネットでは野党がだらしないと言っている人もいますけど、与党も公明党はちゃんと突っ込んでいたし、衆議院の逢坂氏や今井氏は頑張っていたのではないでしょうか。

その他の野党は質問時間が短すぎるので、ちょっと無理ゲーでしたね。
証人喚問という仕組みが、すでに機能していないような気がしました。

持ち時間が5、6分程度しかなくて、突っ込んだ質問をすると「刑事訴追の恐れがありますので答弁は控えさせていだきます」だと打つ手はないですね。

「こんな無駄なことはさっさと終わらせよう」とか、「意味ないことばかりやってて税金の無駄使い」とかいう意見も聞こえてきます。私も同じように思いますが、「これも民主主義を運営する上で仕方のないコストなのかな」と考えるようにしています。

どうぞどうぞ政権のご自由に好き勝手やってください、ともいかないわけです。反対者の意見も聞く必要があるし、反対者の意見を尊重するべきケースもあるでしょう。だからこんな面倒くさいことを永遠とやる必要があるのです(馬鹿げてると思いますが)。

佐川氏についてはまあ被害者的な部分もあって、若干かわいそうだなーと思ったりもしますけど、でもやはり、彼のような官僚、公僕という存在(国家権力)が、アドルフ・アイヒマンのような大罪を犯すこともあるんだよなって思うわけです。

佐川氏を見て、今現在の優秀な学生達が、官僚になろうとは思わないでしょう。
佐川氏は今日言えなかったことを墓場まで持っていくんでしょうね。結構なことです。


◎関連記事blog.viva100s.com